じっくりことこと煮込んだ私

日々適当に仕事と生活をこなしています

出張に行きました(反省)

受注生産メーカーの設計として、製品の最終検査立会に行ってきました。

前日泊含め二泊三日。スケジュールはこんなかんじ。

一日目:昼過ぎに出発、夕方到着

二日目:朝六時から夜十一時半まで試験立会、その後夜二時まで飲む

三日目:朝七時から昼過ぎまで試験立会、夕方まで拘束、帰宅は夜九時

 

 

設計からは其々の部門ごとに一人か二人(私の部門は一人)、営業一名、それから検査官一名、取引予定の会社からお客様二名。試験の際の作業者・制作責任者として現場から十数名。

最初の一回は先輩の補佐として参加し、一人でする立会はこれで六回目くらいです。(今回検査する工場では二回目)

 私の仕事は、担当する試験四点(うち三点は現場主導で進める)の立会・進行・説明と、他部門の試験のうち三点の手伝い&質問があった際に私の担当部分の補足説明。試験とは直接関係ないけれど、製品を見て設計とのズレがないか確認したり、次の設計に活かすため写真資料を撮ったり。二日半拘束される割には、仕事はあまりないです。

二人参加の部門は五年目〜くらいの中堅でも先輩と一緒で、やっぱり進行はスムーズだし説明とかしっかり出来るし試験のやり方とか部門内で統一されてる感じがいいなーとかちょっと思います。(弊部門は試験方法や説明の統一が出来ておらず、個々人のやり方に任される部分が多いです。)ただその分、他部門は検査項目が多いし複雑で試験結果の解析だとか仕事量は多いですが。

検査会場までの移動時間が長いのと、担当試験の時間帯が散らばっているのと、そして試験の最初と最後にミーティングと講評会があるため途中参加・途中退出が難しいので、暇な時は持参した他所の仕事を消化しつつ私も最初から最後まで参加します。

 

反省点としてはまず、私主導で進める試験の検査器具を持参するのを忘れました。幸い、他部門が同様の器具を持っていたため試験は行うことができました。(お客様要望で、通常行わない試験を実施するために持参していた。)

しかしながら、忘れたことに気付いた時点ではそこに思い至らず、関係各所に電話して検査器具を速達して貰うかその試験だけ後日に回すか…と話を広げてしまいました。

落ち着いて考えれば、思い至れたはず。。

電話先の先輩方には迷惑をお掛けしました。

器具があることに気付いたのは検査官に事情を説明し、検査に猶予いただく交渉(駄目って言われたら速達)をした後だったので、検査官にも迷惑をかけてしまいました。

というか「なんだこいつ」って話ですよね。すみません出来ません→やっぱり出来ます!って。

 

反省点二つ目、お客様の片方は海外の方だったのですが、試験に立会頂くのは三回目(先方には五個まとめて購入頂いたため)と聞いていたので、試験の説明は主に検査官の方(日本人)へ向けて行いました。

前二回の試験は弊社側の人間は全員違う人だった為、もしかすると試験の説明が違ったのか、試験方法が違ったのか…そのお客様は試験中各所で説明を要し、スムーズに進行することが出来ませんでした。

それによって、試験スケジュール全体の遅れに繋がりました。(試験にトラブルが無ければ通常は十時に終わるところを、十一時半まで掛かった。)

試験中の質問は、一部は「何故〇〇が無いんだ」「それは試験の話ではなく製品のスペックの話でしょうか?スペック上、〇〇は無いことになっておりますよ?(有ると書かれていないけれど無いとも書かれていない=無い。弊社の製品は標準装備のレベルが低いらしい。)」みたいな話だったりするんですけど、そこはさくっと営業の人を呼ぶべきでした。スペックの話は私の担当範疇ではないので。

しかしながら呼ぶのが遅れたのは、私の英語能力がお粗末だからです。

最初は何を聞かれているのか分からず、何度か言葉を変え表現を変え図を書きチャートを書き、意思疎通が出来たと思ったら「何故〇〇が無いんだ」「〇〇は無いことになっているからです」。悲しい。頑張りどころを間違えた感。

海外の方に説明する際は、とりあえずまず営業の人(英語が堪能)呼ぶってのが正解かもしれないです。

でも自分の担当試験なら、まずは自分で説明したいしな〜〜〜。

 

反省点ばかりではなく、よかった点もありました。

(私が良かった点じゃなくて、私にとって良かった点ですけど。)

出張中は工場近くの寮で寝泊まりするのですが、そこで初めて皆さんと飲みました。試験の夜は、現場の人はみんなで飲んでるらしいとか。設計も何人かで宴会だとか。話には聞いていましたが、弊部門はもともと一人参加で肩身が狭いのと、だいたいいつも女は私一人なので参加したことは無かったのです。

その日の試験が終わった後に営業の人と海外のお客様への説明対応を協議した後、流れで営業+現場の人たちの飲みに混ぜて貰いました。(終了時間が遅くなったためお客様方は早々に休まれ、営業の人もこっちで飲むことになったようです。)

これで今後は、こちらの工場からのクレームにも落ち着いて対応できそうです。「すみませんほんとにごめんなさい私のミスです作りなおしてください」って言いやすくなりました。やっぱり、顔を知っていると怒られる時の怖さが半減しますよね!申し訳無さは倍増しますけど!

 

そんなわけで、今回の検査立会も他所の部署や営業さんや現場の人、電話した先輩方に助けられつつなんとか乗り切りました。来月の検査立会も頑張ろう!

 

※仕事の匿名性には配慮したつもりですが、弊社の製品が何か気付く方もいるでしょう。言わないでください。